一般的には、老年学とされていますが、ジェロントロジーとは、高齢社会総合研究学と言えると考えます。高齢社会における個人と社会の様々な課題を解決することを目的とした学問なのです。従って、研究対象は、医学、心理学、生理学などの自然科学、経済学、社会学、社会福祉学、教育学、法学などの社会科学及び工学、理学、リスク管理などを含みます。高齢社会は、人類が経験をしたことが無い社会であるために、ありとあらゆるリスクが存在します。また、総合学術科学とも言えます。
日本高齢社会研究学会は、人類の未踏の学問分野である高齢社会総合研究を行います。
また、このジェロントロジーの研究を通じて学問と実践、実務との乖離がある学術研究ではなく、実践、実務に役立つ生きた学問研究の場を求めることができるチャンスでもあります。